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EOS津野
電子光学講座
Contact: eostsyno@yahoo.co.jp
ルーマニアのDr. Ioanoviciuさんは、Wienフィルターの理論を作っておられました。そこで、 1994年に荷電粒子の国際会議CPO4をつくばで開催したときにご招待して以来ずっとお付き合い がありましたが、2000年の3月に、彼の住んでいるルーマニアのClug-Napocaと言う街を訪問 いたしました。ルーマニアは、共産圏の国で、1990年代に、ソ連から東ヨーロッパの国々が 解放されたときに、大部分の国は無血革命で、自由の国となりましたが、ひとりルーマニア だけは、首相が殺されています。その後、ものすごいインフレに苦しみました。この国を 訪問するに当たっては、大変な困難が伴うのではないかと用心し、会社のフランス法人の ダイレクターを務めているAさんに同行をお願いして一緒に行っていただきました。Aさんは 若い時にルーマニアに滞在し、ルーマニア人の奥さんがいらっしゃいます。この時の旅行は こうした用心深い旅行をいたしましたので、何事もなく、無事に旅行を終えることが出来 ました。しかしながら、他では経験できないような大変な旅行でしたので、その時以後は、 パリに来ていただいて、パリでお会いしたりしておりました。ここでは、他では経験できない ようなルーマニア旅行の経験をお話しします。
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2000Feb_Rumania
--2000年2月ルーマニア訪問--


2月17日(木)  パリからルーマニアのブカレスト、そこで代理店を訪問、空港でCluge行きの 航空券を購入した。超インフレの最中で、高額紙幣を1cm位積み上げて、やっと購入できた ことを覚えている。国内便で、後クルジに移動。 クルジでは、空孔にDr. Ioanoviciuの出迎えはなく、タクシーでHotel Clugeに入った。 後で聞いたところでは、迎えに出ようとしたところ、車の故障で出られず、修理に手間 取ってしまったとのことであった。ホテル内で3人で夕食をとったが、レストランに他の 客はなく、我々だけが唯一の客くであった。それにもかかわらず、レストラン内には、 室内楽団の人達が、生演奏をしていた。。 2月18日(金)   アイソトープ研究所 Dr. Ioanoviciu訪問 浅沼さんと代理店氏は客先訪問だということで、この日の朝は一人ホテルで、Dr> Ioanoviciu の出迎えを待っていた。Dr. Ioanoviciuは質量分析が専門であるが、かつてWien filter の先験的研究を行ったことのある人である。まず研究所のダイレクターが研究所内を案内 してくれたが、30年前にタイムスリップしたような研究所の設備に驚かされた。しかし、 どの部屋にも数人の研究者が居り、装置もほとんど稼動状態にあった。日本では 装置を 案内してもらってもたいてい誰もいないがらんとしたところを見ることが多いのに比べ、 少なくとも人がいて、装置が動いているということは良い印象を与えた。貧しいとは言い ながらも、古い建物の、かっては立派だったろうと思わせる重厚さや、レストランでの ウエイターの応対などでも、日本であれば高級なところでなければお目にかかれないような 味わいがあった。ただこれはルーマニア全般に言えるのかどうかはわからず、ここClujは かってオーストリーハンガリー帝国に占領されていた地域で、そのための文化の高さを 残しているようにも感じられた。
夕食は、Dr. Ioanoviciuの案内で大学町の中の学生寮の食堂のようなところに案内された。 連れてこられた街には、店もマクドナルドが一軒、ネオンサインを光らせているだけで、 他には何の店もなく寂しい場所であった。案内されたのは賑やかな食堂ではなく、その 向かいの小部屋で、後でもう一組の客が来た他はがらんとした部屋であった。Dr.はここで 食堂のウエイター氏と何やら交渉していたが、出て来た食事は立派なものであった。 想像するに、入った所は、大学の学生寮で、ここの食堂では、特別の客に対し、 レストランのような料理を提供するアルバイトを開いていたのではないかと思われた。
翌朝、Dr.に空港まで送ってもらって、ブカレストに戻った。ここで、浅沼氏と合流し パリに戻ったのであるが、彼らはクラジからブカレストに向かう昨日の飛行機がトラブって 結局出発できなかったので、タクシーでブカレストに戻ったのであるが、長い時間が掛かり、 結局その日の客先訪問は出来なかったようであった。それでも、奥様のご両親や親戚の方 たちが、見送りに来ており、残ったルーマニア紙幣を彼らに提供してくれと言われ、提供した。

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作成日 2019/02/15

著者のページ
図1. ルーマニアの首都ブカレスト。 図2. ブカレストの町。
図3.ブカレストの街並み。

図4. ブカレストの高い建物。

図5. ブカレストにある革命記念碑。

図6. Clug-Napocaにある川。
目次

1.FromGodHand
2.SEMの対物レンズ1
3. .SEMの対物レンズ2
4. .二次電子の発生と軌道
5.SEMの二次電子軌道計算1
6. 平行ビームの生成
7 . 走査型電子顕微鏡用対物レンズ
8. SEMレンズと電子銃の関係
9. 低加速SEMのためのリターディング
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11. 著者のページ

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図7. ホテルナポカから見える外の景色。

図8. ホテルナポカ。

図9. ホテルナポカの前の風景。

図10. ホテルナポカの前の風景。