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EOS津野
電子光学講座
Contact: eostsyno@yahoo.co.jp
アイルランドには一度だけ訪問しています。Euremと言うヨーロッパ地区の電子顕微鏡学会が、 4年ごとに開催されるICEM国際電子顕微鏡学会の間の中間の年に開かれることになっており、 1996年の8月に、アイルランドの首都ダブリンで開かれました。アイルランドはロンドンなどのイギリス に属する島の左側にあり、ヨーロッパ本土とはイギリスを間に挟んで位置しています。さらには、北の 一部のイギリス国教会を信奉する人たちの地域は、イギリス領となっています。アイルランド についてこの当時書いた報告書には、まだ会社員時代であったため、学会参加の報告書のみで、町の観光 案内について記載した書類は残されていませんでした。このため、今日まで記憶に残っていることしか 以下には記すことが出来ません。記憶に最も残るのは、教会とビールについてです。この二つについては、 イギリスとアイルランドは大きく異なっています。訪問したのはダブリンだけで、それも学会に参加した だけで、到着した日の午後とバンケットの日以外の夕食に街を散策しただけです。宿泊は、学会の紹介に 頼ったため、大学内の学生寮を紹介され、大層厳重にカギのかかる部屋で驚いたことを覚えています。 朝ごはんも大学内の食堂で取りました。他の人達も管理の厳重さには驚いていました。大学の寮は、 オックスフォードやケンブリッジのようなカレッジの寮とは全く異なり、民間アパートのような ものでした。
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Hアイルランドのダブリン訪問
1996年と言う年は、イギリス駐在から帰って10年、定年まであと10年近く、と言う中間地点のような 年でした。駐在から戻ってからは、大学の先生方が、競争的な資金を稼ぐために、新しい装置の開発、 まだドイツの大学などで一台だけ開発されただけの新しい装置を申請して獲得した先生方の装置作りを 手掛けていた頃でした。1984年から2年間イギリスのケンブリッジに留学をさせていただいており ましたので、そのお礼に、こうした先生方が獲得した資金による難しい装置の開発を次々に手掛けさせて 頂いていた時代に当たります。アイルランドは、英語が話されている外は、イギリスとは異なる ヨーロッパの一国家です。イギリスとは宗教が異なり、個々の人々はローマ・カトリックに属しています。 イギリスは、イギリス国教会に属している唯一の国で、アイルランドのある島の北部は、イギリス 国教会に属する人々が多く、国としてはイギリスに属しています。

ダブリンは、このアイルランド国家の首都です。日本からは直行便はなく、ロンドン経由でダブリンに 入ったのだろうと思いますが、そのこと自体は記憶しておりません。午後からダブリンに入り、学会 経由で予約していた学会の会場になっていた大学の学生寮の一室に入りました。この頃は、すでに、 イギリス駐在は終わって10年もたっていましたので、昔と同じように、会社からイギリス法人に依頼 してホテルを予約してもらうのが一般的方法でしたが、私は、国際会議などに出張する場合は、学会 経由の方法で宿をとる方法を選択し続けていたようでした。この時も、ダブリンに入ってから他の 人達と別れで、大学の学生寮に泊まるべく、一人で大学に向かいました。

翌朝、朝食のために、学生食堂に向かいましたところ、日本の大学や研究所の何人かの知り合いに 出会いましたので、その時から、食事は彼らと一緒に取るようになりました。会社の出張者として、 アイルランドの場合は、イギリス法人のお世話になって宿をとってもらった場合は食事は彼ら駐在員の お世話になって、夜は彼らの連れて行ってくれる酒場で過ごすことになるわけですが、私は、イギリス 駐在時代の後半になってから始めた、学会のお世話になって宿の予約をしてもらう方式に切り替えて いましたので、この時も、会社からの出張でしたが、会社の皆さんとは空港でお別れをして、学生寮に 泊まっていたのでした。

空港から大学の学生寮に入り、そこで数日を過ごしただけでしたので、アイルランド全体 などは、何の記憶もなく、ダブリンの町もほとんど記憶にありません。大学の中で過ごした記憶が あるだけで、夜は街に出て夕食をとっていたはずだと思うのですが、その記憶もほとんどありません。 学生寮の中では、お湯を沸かしてお茶でも飲もうと思っても、いちいち鍵を開けて部屋を出て、 給湯室でお湯を沸かしてそこで飲まなければならず、一人だけいた女性客は、そのシステムに 腹を立てて、町のホテルに予約をし直して出て行ったようでした。

大学の学生寮がこのような高いセキュリティを持った不便なところになっていたのには、きっと 何かの事情があったのでしょうが、我々臨時の宿泊客には、不便な場所であるだけに思われました。 イギリスに駐在していた時には、ロンドンのインペリアルカレッジを初めとして、地方の大学で 開催された学会への出張の時にもそれぞれの大学の学生寮に宿泊しましたが、ホテルとの違いは、 各部屋にシャワーの設備がなく、共同利用のものを使わざるを得ない不便さがあっただけでした。 しかしながら、一般に日本人はお風呂は夜に入りますが、イギリス人は朝入るのが普通でしたので、 夜は特に込み合うこともなく、好きな時間に利用することが出来ましたので、共同利用だからと言って 不自由はなかったわけですが、アイルランドのシステムの不便さにはいささか閉口しました。 しかしながら、学生寮と言うと、汚れているのではないかとか、掃除が行き届いているのかといった 心配が出てきますが、日本のように、大学の自治などと言って、すべてを自分たちの管理下に置こう とする日本の大学寮の場合の汚さはありませんでした。大学当局が管理している学生寮は全体として きれいに保たれており、快適でした。

アイルランドのビールは黒ビールでした。イギリスではビターとラガーと言2種類のビールがあり、 いずれも室温でいただきました。アイルランドの黒ビールが冷やされていたかどうかについては 思い出すことが出来ませんが、イギリスのビールより快適な飲み物でした。一方、教会は観光気分で 入ると、その厳粛な雰囲気にのみ込まれてしまうような場所でした。日本のお寺も、観光地以外では 、観光気分で入れるような場所ではありませんので、同じようなものかもしれませんが、とにかく、 イギリスの教会に入ったときとはその雰囲気の違いに驚かされたことが心に残っています。

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作成日 2019/03/10

著者のページ


図10. ダブリンの風景。

図11. ダブリンの風景。

図12. ダブリンの風景。

図13. ダブリンの風景。

図14. ダブリンの風景。

図15. ダブリンのstpatric-cacedral。

図16. The Book of Kells1。

図17. The Book of Kells2。

図18. trinity-college1。
目次

1.FromGodHand
2.SEMの対物レンズ1
3. .SEMの対物レンズ2
4. .二次電子の発生と軌道
5.SEMの二次電子軌道計算1
6. 平行ビームの生成
7 . 走査型電子顕微鏡用対物レンズ
8. SEMレンズと電子銃の関係
9. 低加速SEMのためのリターディング
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11. 著者のページ

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図1. アイルランドの地図。

図2. ダブリンの地図。

図3. ダブリンのバス。

図4. 聖Patric教会。

図5. ダブリンの林1。
図6. ダブリンの林2。

図7.ダブリンの教会。

図8. ダブリンの風景。

図9. ダブリンの風景。