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EOS津野
電子光学講座
Contact: eostsyno@yahoo.co.jp
ハンガリーには二度訪問しています。最初は、1984年の8月。3月からイギリス駐在に なっていましたので、海外の駐在地から初めての外国訪問の旅でした。会社のイギリス 駐在事務所の人から、出張と駐在の違いを知ってるかと問われ、わかりませんと答えた ところ、その違いは世話になる人と世話する人の違いだとおしえられていました。普通、 と言うか、今までは駐在地の人達のお世話になるのが当たり前だと思っていましたので、 自分一人で、航空券やホテルの手配をするのは大変でした。それでも、ハンガリーは、 その当時、共産圏の国々の中では珍しく、ビザの発給を空港でやってくれる国でした ので、事なきを得て入国することが出来たのですが、私はそんなものが必要だという ことを知らず、びっくりしましたが、助かりました。共産圏の他の国だったら、入国 できずに帰らなければならなくなるところでした。二度目の訪問は、2000年で、 ルーマニア訪問に引き続いて行ったものでした。
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Hungary訪問
1984年8月ハンガリーのブタペストの元王宮でのEUREM参加 電子顕微鏡の国際会議は、4年毎に国際会議、その中間の年にヨーロッパ、アメリカ、 アジアの地域別に会議が開催されています。984年年には、ヨーロッパでの開催が ハンガリーのブダペストで開かれました。私は、この年の3月からイギリスに駐在 していましたので、EUREMに参加することが出来ました。開催は、首都ブダペスト にある元王宮の建物を借り切って開催されました。私は、学会が世話したホテルを 予約していましたので、会社の皆さんとは別の会場から離れた場所に泊まらざるを 得ませんでしたが、毎晩の夕食などは、バンケットの日以外は結局、会社の人達 と一緒に取りましたので、夜遅くなってから一人でホテルに帰らざるを得ません でした。電子顕微鏡と言う高価な装置を販売する会社に勤務していた関係で、営業 の人達は、高価な機械を販売する営業マンが朝、安ホテルから出てきて客先訪問を するようではみっともないので、その街で最も高級なホテルに宿泊するようにと言う 指導がなされていましたので、会社の他の皆さんは、王宮近くの立派なホテルに 泊まっていましたが、私一人、学会のお世話する離れた不便なところに泊まらざる を得ませんでした。

ブダペストと言う都市の名前は、ブダと言う国とペストと言う国が合併してできた 国の首都であることからこのような名前の都市になったのだと話に聞いたような 記憶がありましが、真実かどうかはわかりまのせん。王宮は非常に立派な建物で 学会も素晴らしい会場を得て、盛大に行われました。ここで、イギリスのアストン 大学のProffesor Mulvey先生から、チェコのDr. Lencovaさんを紹介されました。 名前の最後のovaと言うのはLencさんの奥さんを意味しており、結婚すると、亭主 のみよじの最後にovaを付けるのだそうです。Lencovaさんは、イギリスのMunroさ んと同じ、有限要素法のプログラムを開発している人であり、Mulvey先生は、共産 圏諸国の研究者にいろいろな援助を行なっていると言うことでした。 招待状があれば、共産圏以外の国にも出かける許可が下りるということで、私の 招待状を書いて送ってあげるということを約束しました。と言うのも、この頃、 まだ東ヨーロッパの国々は共産圏内に属しており、そこで出会ったチェコの人達は、 自分たちは、ハンガリーも共産圏の中の国であったので、出張が許可されて出てくる ことが出来たが、共産圏国家以外には外国に出たことがないという話でした。 共産圏諸国の人々のいやらしさに初めて出くわしたのは、王宮での晩餐会の後、 同じ日本人の参加者と一緒にタクシーでホテルに帰ろうとしたときに乗った タクシーがホテルの近くの公園の前で車を止めて、メーターに出た金額の2倍の金 を要求して来たことでした。2人で乗ったのだから、2倍払えるだろうというのが 彼の主張でした。これが私にとって、共産圏諸国で、これから度々会うことになる みみっちくも嫌らしい、お金の請求に合うことの始まりでした。共産圏の国々 がなぜ国家体制を変換して自由主義社会の仲間入りをしなければならなくなった のかの一つの答えとして、みみっちく、外国人いじめをすることでわずかな金を せびる根性の汚なさに出会う、これが始まりであったように思います。

--2000年2月ハンガリー訪問--

2月20日(日)  ハンガリーのBudapest へ移動 2月21日(月)  ハンガリー科学アカデミー Dr. Pogany訪問 2000年は、ヨーロッパの共産圏諸国が自由の国に戻ってからの訪問になりました。 Dr. Poganyは磁区観察の知り合いでしたるが、今回は最近の電子顕微鏡装置に ついての講演を頼まれていました。Poganyさんがいろいろ声をかけてくれたせいか、 会場にはほとんどいっぱいの人が集まってくれていました。また、質問の内容も かなり高度で、説明を省略していた点について鋭く聞かれましたので、予算的には 不自由な環境にあっても、世の中の装置の進歩についてはしっかりと勉強している なと言う印象を持ちました。夕方からPoganyさんが、ダニューブ川沿いの スロバキアとの国境近くの古い町を案内してくれました。そこで彼はハンガリーは 古い教会などもあり、1000年にもわたる歴史を持っていること、多くの国からの 侵略を受けて痛めつけられはしたが、文化を維持してきたこと、その国を自分は 誇らしく思っているので、そのことを実際に見て欲しかったとおっしゃられたことが 印象深く心に残っていました。
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作成日 2019/03/06

著者のページ

図10. ブダペストのホテルgellert。

図11. ブダペストのホテルGellertから見える風景。

図12. ブダペストの風景。

図13. ブダペストの風景。

図14. ブダペストの風景。

図15. ブダペストのホテルGellertから見える風景。

図16. ブダペストのホテルGellertから見える風景。

図17. ブダペストのモニュメント。

図18. ブダペストの風景。
目次

1.FromGodHand
2.SEMの対物レンズ1
3. .SEMの対物レンズ2
4. .二次電子の発生と軌道
5.SEMの二次電子軌道計算1
6. 平行ビームの生成
7 . 走査型電子顕微鏡用対物レンズ
8. SEMレンズと電子銃の関係
9. 低加速SEMのためのリターディング
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11. 著者のページ

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図1. ハンガリーの地図。

図2. ブダペストの地図。

図3. ブダペストの橋。

図4. ブダペストの橋。

図5. ブダペストの教会。
図6. ブダペストの教会。

図7.ブダペストの教会。

図8. ブダペストの橋から見える風景。

図9. ブダペストのホテルから見える風景。